“おうち生活”を日々、頑張っている ご家族へ
いつもできることが出来なくなってしまった生活になり、お家でのお仕事や家事が増え、行きつけのお店にも気軽に行けないなか、それでもお家で精一杯、家族を支えてくれて、ありがとうございます。
お家で過ごしているお子さんは、学校や習い事、好きな場所にも行けなくなっているかもしれないですし、一緒にいると楽しくてうれしい気持ちになるような友達と会えていないかもしれません。そんな毎日から、イライラしたり、不安になったり、急に泣きたくなったりすることもあるでしょう。大人も子どもも、とても頑張っている時期です。大人のお父さん、お母さんでも、イライラしたり、不安になったり、悲しくなったりする気持ちを持っていても、大丈夫です。
一緒に過ごす子どもに、ついつい怒りすぎてしまう、イライラをぶつけてしまう、子どもにどう伝えたらよいか困ってしまったときに、試してみてください。
新しい生活様式における子どもへのかかわり方・親の困りごとへの対処法
こういうことありませんか? 子どもたちの面倒を見ていると、自宅でのテレワークの仕事が手につきません。親として、子どもの面倒も見なければならないし、自宅で仕事もしなければならないし、自分自身の時間も少しはほしいし、ストレスもたまる一方です。どうすればよいのでしょうか?
- どのように対応できるとよいでしょう?
自宅での子どもたちの面倒やテレワークで、自分自身の時間がもてない『仕事』と『プライベート』の区切りが難しい - 家族の間でも“適度な距離”を大切にする
『今は一緒に○○する時間』『今はパパのお仕事の時間』など、“適度な距離”がうまれる生活にする
こういうことありませんか? 最近子どもが寝不足になったり、以前よりも甘えが強くなった気がします。これに対してはどう対応すればよいのでしょう...。
- どのように対応できるとよいでしょう?
子どもが寝不足になった
落ち着かない自粛生活の中、運動量も減っている状況では、眠れないことはそれほど“変ではない”かも。
◎ 眠れなくても、今の状況ではおかしくないこと、無理して眠らなくてもよいことを伝え、安心させてあげる
◎ 起きる時間をなるべくいつも通りにする
◎ 時間を決めて、外で運動する時間をつくる
- どのように対応できるとよいでしょう?
子どもが以前より甘えが強くなった - 甘えは“不安”の裏返し
甘える気持ちをそのまま肯定してあげる
こんな子どもの様子が気になったら…
子どもが不安そうなとき
・『大丈夫?』と声をかけてもらってもうまく言葉にできないことがあります。ぎゅっと抱きしめてもらったり、一緒にいてゆっくりできる時間をつくってもらうことでホッとすることもあります。
・いつもと違う生活が続くことで、元に戻れなくなってしまうのではないか、心配になるお子さんもいます。家庭のなかで流れが決まった生活を日々繰り返す(ルーティンのある生活をする)ことで安心できることもあります。
急に泣き出すとき
・気持ちがいっぱいいっぱいになると、涙になって出てくることがあります。静かに一緒にいてください。子どもが落ち着いて、お話ができるようになったら、ゆっくり話を聞いてください。
・背中をさすってあげたり、抱きしめてもらうことで、ほっとするお子さんもいます。
イライラしているとき
・イライラがおさまるまで、そっとしておきましょう。言葉かけが多かったり、関わりすぎてしまうと、刺激されて余計にイライラが募ることがあります。
・いつもと違う生活を送ることで、体内のバランスが変わることがあります。睡眠、食事のタイミングを毎日同じようなタイミングにできるよう、こころがけましょう。